禁煙治療

01保険適用の禁煙外来

保険適用の禁煙外来

病気であるニコチン依存症を意志の力だけで治すことは難しいことです。
最近では禁煙治療が保険適用で受けられるようになるなど、ニコチン依存症を治すための環境が整いつつあります。

そろそろ禁煙を始めてみようかな？と考えている方、タバコを止める決心がなかなかつかない方は、お気軽にご相談ください。禁煙指導医として、適切なアドバイスをさせていただきます。

こんなにある禁煙のメリット

「今更禁煙しても無駄だ」などと考えていませんか？

そんなことはありません。禁煙は始めたら短期間のうちに効果を実感できる、楽しい作業ともいえます。
たとえば肺の機能は禁煙後2週間～3ヶ月で回復が見られますし、咳や息切れも、1～9ヶ月で改善されます。
禁煙を続けると様々な疾患のリスクが吸わない人に近付いていきます。禁煙に遅すぎることはありません。
禁煙すれば、健康面以外にも美容や金銭面、その他生活にかかわる多くのメリットを得られるでしょう。

禁煙すると他にもこんなメリットが！

・食べ物をおいしく感じるようになった

・息切れせずに階段を上がれるようになった

・髪や服ににおいがつかなくなった

・家族や友人が喜んでくれた

・火の始末を心配しないですむようになった

・貯金ができた

夢の禁煙治療薬

禁煙に興味がわいたら、気軽に禁煙治療を受けてみませんか？

当クリニックでは、ニコチンを含まない飲み薬を使って禁煙指導をしています。
タバコを吸うと、脳にあるニコチン受容体という部分にニコチンが結合して、快感を生じさせる物質（ドパミン）を放出させますが、この受容体に結合する薬を服用することで、ニコチンの場合より少量のドパミンを放出させて、イライラなどニコチン切れ症状を軽くします。

また、ニコチンが受容体に結合するのを邪魔して、禁煙中に一服してしまった時の“おいしい”といった満足感を感じにくくすることにより、禁煙助けます。

保険診療においては12週間にわたる禁煙治療を受け、計7回通院します。
禁煙治療スケジュール通りに診察を受け、12週間最後まで飲み薬を服用して禁煙を継続させましょう。

ニコチン依存症チェック

下表は、ニコチン依存症かどうかを判定するテストです。５項目以上該当する場合、ニコチン依存症とされます。

1

自分が吸うつもりよりも、ずっと多く煙草を吸ってしまうことがある。

2

禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがある。

3

禁煙したり、本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることがある。

4

禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがある。
・イライラ　・神経質　・落ち着かない　・集中しにくい　・憂鬱　・頭痛　・眠気
・胃のむかつき　・脈が速い　・手の震え　・食欲または体重の増加

5

問4でうかがった症状を消すために、また煙草を吸い始めたことがある。

6

重い病気にっかかった時に、タバコは良くないとわかっていても吸ったことがある。

7

タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがある。

8

タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがある。

9

自分はタバコに依存していると感じることがある。

10

タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かある。