検査の前日

• 海藻類、キノコ、こんにゃくなど消化の良くない食品やバター、脂肪分の多い食品を控えてください。

検査の当日

• 朝食は食べず、指示の通りに水様下剤を飲んでください。
• 心臓、血圧、喘息で治療薬を服用の方は、通常通り内服してください。
• 午後より検査となりますが、検査の所要時間は個人差がありますので、他の用事は控えて、余裕をもってお越しください。

ご来院時

• 検査の前に、軽い鎮痛剤を使用しますので、自動車・バイク・自転車を運転しておいでにならないでください。
• 検査着に着替えますので、着替えやすい服装でおいでください。なお、女性の方は、マニキュアやお化粧もご遠慮ください。
• 下剤を多量に服用しますので、用心のため下着とタオルをご用意下さると安心です。
• 都合で予約日を変更されるときは、早めにご連絡ください。

大腸内視鏡でポリープを切除するとき、痛くないですか？

• 大腸ポリープは大腸壁の粘膜面に起こる病変です。その粘膜面には知覚神経は存在しないので、切除の際は全く痛みを感じる事はないのでご安心ください。

手術の時間はどのくらいですか？

• 一般的には１0分～3０分前後です。大腸が長い人や、お腹の手術を受けたために腸が癒着してたり、ポリープの数が多い人はもう少し時間がかかることがあります。

合併症について教えてください。

• 手術前については、通常の大腸内視鏡検査と同じです。ただしワーファリンや血栓予防薬（バイアスピリン、小児用バファリン、ペルサンチン、パナルジン、プラビックス等）を服用中の場合は、必ず事前にお申し出ください。
• 手術後、当日は自宅で安静にし、入浴はシャワー程度にしてください。出血は術後3日以内、穿孔は7日以内に起こると言われています。術後1週間は、消化の良い食事を心がけ、激しい運動や旅行、出張、おなかに力を入れること、アルコールはお控えください。
• 万一、血便、発熱、腹痛などが見られたときは、当クリニックに連絡し、院長の指示を受けてください。

日帰り手術前後の日常生活について教えてください。

• 日本消化器内視鏡学会の報告によると、出血や穿孔の発生頻度は大腸ポリープ切除・粘膜切除術で、約0.14%となっています。出血した場合の多くは、内視鏡にて止血することが可能です。
• 穿孔は小さいものであれば、食事をとらず、抗生物質の投与、安静で治ることがありますが、多くの場合は手術が必要になります。当クリニックでは、経験豊富な専門医により、合併症の発生を防ぐべくすべてのポリープの切除断端を止血クリップを使い縫縮しています。